子育てしながらラン

子育てしながら、フルで働きながら、ゆるゆると走り始めました。それでも、フルマラソン完走出来ました!第2子出産後、再度マラソンに復帰できるか!?

【館山若潮マラソン2018】その2

11キロを過ぎ、フラワーラインに入って来ました。
天気が良いとすっごく気持ちいいんでしょうけど…
あいにく、どんより曇り空。

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さらに、ポツポツと雨が!
えっ降るなんて予報なかったじゃん!

ほんの少しのパラパラ雨でしたが、それが寒かった…

LAP
11  6'40
12  6'55
13  6'34
14  6'47
15  6'36

16  7'30
17  6'32
18  6'43
19  6'45
20  6'46

約15キロ地点のエイドで、スポドリとクリームパンを食べました!
クリームパンが美味しいと評判?のようなので。

軽くストレッチをして、クリームパン(4分の1サイズ)を食べたところが、おそらくLAP16かな。
クリームパン。
寒さのあまり、ちょっと固かった…まぁ当たり前か。
パン自体は美味しかったけど、もういいやー。
トイレは見送り。

館山カントリークラブの前を通ると、まもなく21キロ地点の第2関門です。
道の駅、南房パラダイスの大きな駐車場に大きなバス収容車が何台も止まっていました。

えっこんなにたくさん収容するつもりー?

とかなんとか、収容バスに気をとられ、21キロ地点のエイドで給水してトイレは見送り、走り出し…

あ、補給するつもりだったのに、忘れた。

しまった。次でもいいけど、不安だなー
仕方なく、水無しでジェルだけ口に含みました。
う~~~ん。あまじょっぱい。
水の飲みた~~~い。

ここからは、未知の世界です。
なんせ、今まで走ったことがあるのは、ハーフまで。
金さんのフルマラソン5時間以内に完走メニューでも、2時間のLSDまでだったし…
一応ペースはそこそこ予定通りに走ってるので、まだそんなに辛くない。まだ、大丈夫。

海沿いの道を終え、内陸部に入ります。


事前にグーグルマップのストリートビューで見たりしていたので、
おーここだここだ!って感じでした。
ここから、坂道が増えてくるらしい。
ストリートビューで見た感じだと、そんなでもなさそうだったんだけど、実際どうなんだろう。とか考えながら、走ってて…

急に…


今までになく、走りながら写真とってたんですよ。
小さいポーチからスマホを出したり入れたり。
中身を落とさないようにしながらも、手袋しているので、細かい感覚までは無くて…

急に…頭をよぎった

スマホ出し入れしてた時、小袋にいれた、あの貴重品あったっけ??
なんか、さっき無かった気がする。

急に不安になってきたけど、走ってる最中にわざわざ確認するのも、あれだし。
気のせいかもしれないし。
次のエイドで見てみよう。

次のエイドは約27キロ地点。ちょっと早いかもだけど、30キロの壁って言われてるし、カフェイン入りのジェルを飲む予定。

そして、辿り着いた第3関門27キロ地点


!!!ない!!!
貴重品がない!
保険証も、Suicaも入っているのに!!

衝撃に耐えながら、とりあえずカフェイン入りジェルを飲み、
悲しみに包まれながら水を飲み
このまま走るより、もしかして落し物として届いてるとわかれば、安心して走れるかも…と考え
近くにいた黄色いジャンバーのスタッフの方に声をかけました。

「あの…走ってる途中で貴重品の入った袋を落としたみたいなんですけど、どうしたら…」

「えっ…どの辺か…わからないですよね…ちょっと待ってください」

そして、どうやら第3関門の副主任?の方だったようで、すぐに本部に電話して確認してくれました。
しかし、まだ収容車とか戻ってきてないので、どこかに届けられてたとしても、まだ本部には届いてないので、ゴール後に本部に聞いてほしいとのこと。

そうか…


でも、電話してくれてありがとう!
仕方ない。ゴールしたころには届いてるかもしれない。

また、走り出しましたが、
30キロの壁より前に、私の心はポッキリ折れました。

ガクッ


走りながら、思い出しました。
そういえば、フラワーラインより前に、ちょっと後ろから
「落としましたよ」
「いえ、自分のじゃないです」
「えーどうしよう。拾っちゃったよー」

って会話が聞こえた。
もしかしたら、あれだったのかも。いや、あれに違いない!!
あーーーもーーー
振り返って確認すれば良かった!

ていうか、貴重品持って走るって危険じゃない?
スマホやらジェルやら出したり入れたりしてたら、落とすし!
貴重品持ってくなら、ちゃんと分けて収納できなきゃだめだよね。
あ、あの小さいビニール袋をポーチの内側に縫い付ければ良かったのかな!?
いや、それじゃ往復の時交通費出しにくいし…(財布自体持ってきてないから)
落とすくらいなら、リュックに入れてたほうが良かったんじゃ…
帰りのフェリーの切符もSuicaも現金もない!
どうしよう。
そこは妹に借りよう。
一人じゃなくて良かった…
ていうか、お互い無事ゴールして会えるのか?
やっぱり何かの時のために、現金は分散してリュックと手持ちを分けといた方がいいな。

ぐるぐる、ぐるぐると考えながら、
時折「チッ」とか「クッ」とか
小さくつぶやきながら、どこにもぶつけられない悔しさと怒りと悲しみを糧に走りました。


LAP
21   7'03
22   7'49
23   6'52
24   6'54
25   6'58

26   6'54
27   6'46
28  12'15
29   6'27
30   6'18

微妙に遅くなっているので、坂道になってきたところでしょう。
(ペースが落ちていた意識はあまりなかったです)
28キロのところの12分が第3関門で落し物騒ぎをしたところ。
そのあと、下りもあって、イラつきもあってペースが上がってます。

山道の中の私設エイドを作ってくれていた皆さんが、すごい暖かかったです!
みかんがすーーーっごい美味しかった!
しみわたる!

LAP
31   7'24
32   8'08
33   7'34
34   7'29
35   6'44

下り坂で加速しないよう(最後まで足がもつかわからないから)
上り坂でもなるべく頑張って
一定のペースで走ってるつもりでも、ずいぶん遅くなってたみたいです。
途中5時間15分のペースメーカーの方を抜いていったのに、電話してる間に抜かれたようで、このあたりでまた追い抜きました。

そもそも、なぜこんな初レースに坂道のあるレースを選んでしまったんだろう。
とは、思いましたが、まぁ走ってる分には、あまり坂の辛さはなかった。
でも、LAPを見ると確実に遅くなってますけど。ね。

あぁ、こんなに走ってる。
もう3時間以上。
そして、とくに今のところ辛くはなかった。
というか、貴重品を落とした衝撃が上回っていただけかもしれない。

でも、保険証もSuicaも再発行出来るし!
届いてるかもしれないし!
なくなったからといって、死ぬわけじゃないし!
マラソンで貴重品なくしても、救急車で運ばれるとか倒れてしまったわけじゃないし!

走りながら立ち直りました。

第4関門33キロ地点まで来ると、また海に出て、始めに走ってきた道を戻るように反対車線を走っていきます。
でも、あきらめきれず、目線はついつい、行きに走っていた反対車線を見て「落ちてないかな~」と探してました。

あと7キロ!
もうあと7キロか!良かった!
とか思ってたら、
「ここからが、マラソンだよ~」
って声援が。
あ、そうなの?ここからなのね。
わかった!頑張る!



つづく